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アマルジュエリーです
今回は商品とは直接関係ありませんが、世界を変えた美女・悪女シリーズと題してお届けしたいと思います
今宵ご紹介する第1回は オスマン帝国のスルタン(皇帝)スレイマン1世の正皇帝妃ヒュッレムです
当ショップの主な製作国であるトルコから選んでみました
ヒュッレム・・なんだか最初うまく言えなかったのは私だけでしょう(笑)
オスマン帝国について
オスマン帝国は昔トルコを中心に繁栄していたイスラム教徒の帝国になります
歴史上まれにみる13世紀~20世紀初めまでの約600年という長期にわたり世界を支配し、最盛期には中近東のみならず欧州の一部をも領土としていた巨大帝国でした
オスマン帝国がなぜこれほどまでに繁栄・栄華を極めることができたのでしょうか?
デヴシルメ について
理由はいろいろありますがその重要なものの一つには奴隷制度・強制徴用(デヴシルメ)の制度の存在と言われています
世界各地から捕らえられた人々は奴隷として帝国内へ連行されました
中には職人などさまざまな技術者も多くおり、新しい文化や技術をオスマン帝国へもたらします
また奴隷出身でも宰相を務めるものもおり、奴隷であっても実力次第で高位につくことも可能でした
他民族にも比較的寛容で、異教徒の外国人たちも制約はあるもののある程度自由にすることを許されていたようです
ハレムへの献上
16世紀ある一人の少女がロシアの寒村からタタール人にさらわれ後宮(ハレム)へ奴隷として献上されました
名前はアレクサンドラ・アナスタシア・リソフスカといい、司祭の娘でした
この少女がのちのヒュッレムです
初期のオスマン帝国では皇帝の妻は近隣諸国の王族の娘を娶っていましたが、帝国が巨大になるに従いふさわしいものがおらず、次第に女奴隷が側女として皇子を生むようになります
その子供が次期皇帝になると母后としてハレムを支配・権威をふるうようになりました
このあたりは日本の大奥制度と似ていますね
よって慣習的に皇帝の正妻の座は長きにわたり空白となっていました
また1人の側女が生む皇子の数は1人のみで以降は皇帝から遠ざけられるのが習わしとなっていました
その中であらゆる慣習を破り、法的に婚姻関係を結び事実上の一夫一妻制を築き、奴隷の身分から開放され、皇子を4人も生んだのがヒュッレムです
住まいも後宮ではなく宮殿にスレイマン1世とともに居住していたようです
すごいですね
赤毛の魔女ヒュッレム
なぜここまで皇帝の心をつかむことができたのでしょうか?当時の人々は彼女を赤毛の魔女と言いスレイマンは魔法にかけられた、と噂をしていたようです
それほどまでに異例なことの連続でした
顔立ちはとびぬけで美人というわけではなかったようですが、彼女の源氏名のヒュッレムの意味は
「人を楽しくさせるもの、陽気なもの」
という意味だそうで会話やしぐさがチャーミングで気取らず話し上手な楽しい女性だったのかなーっという気がしますね
ハレムでの権力抗争
ハレムでは常に熾烈ですさまじい権力抗争が日々繰り広げられていました
当時ヒュッレムの目下の敵は彼女がハレム入りする以前から居る3名でした
- スレイマンの子供である第1皇子ムスタファの母である妃マヒデブラン
- マヒデブランの後ろ盾であるスレイマンの母ハフサ
- スレイマンの側近の大宰相で第1皇子ムスタファの支援者イブラヒム・パシャ
彼女は自身の障害となる者を取り除くべく陰謀を巡らせます
どこまでが本当の話かは不明なこともありますが、ヒュッレムは自分の顔に傷をつけマヒデブランにやられたとスレイマンに仄めかし、マヒデブランと息子を宮殿から追放させたと言われています
また自身が皇帝の座にいるかぎり決して処刑はしないと誓っていた腹心の家臣であるイブラヒムもある日前触れもなく処刑されます
これには当時も人々も大変驚き、ヒュッレムがスレイマンをそそのかした為と噂になりました
そして母后のハフサが亡くなり彼女の敵はついに居なくなります
正式にスレイマンと婚姻し、彼女はハレムの支配者となりました
しかし彼女にはまだ次の野望があるのでした
ヒュッレム、次なる野望
それは自身が生んだ4人の皇子のいずれかを次期皇帝の座につけることです
当時マヒデブラン妃の生んだ第1皇子ムスタファが障壁として立ちはだかっていました
ムスタファは勇敢で人望も厚くイェニチェリ(歩兵軍団)にもとても人気がありました
彼女はそこで考えを巡らせます
なんとある日ムスタファが反乱を企てたとして突如父であるスレイマンに処刑されてしまいます
これにもヒュッレムがそそのかしたせいだと人々は噂をしました
ムスタファは イェニチェリ に人気があったため、反乱が起きそうになります
反乱もなんとか収まり、ついに念願の自身の子が次期皇帝の座につくことは確実となります
しかしその後、彼女は病で亡くなり自身の子が帝位につく姿は見ることができませんでした
どちらも自分の子であるセリムとバヤジトが抗争の末セリムが時期皇帝となりました
ヒュッレムは勇敢で性格もよいバヤジトになってほしかったようですが、バヤジトは処刑され、酒飲みで女好き、狡猾なセリムが皇帝となりました
すべては思い通りにはいきません
自分の子が争う姿を見なかったのである意味よかったかもしれませんが
なんだかとんでもなく性悪女性のようですが彼女の立場になれば仕方のない面もありますよね
いきなり故郷から家族と引き離され、奴隷として見ず知らずの外国に連れてこられ皇帝の寵愛を受けられなければ閉ざされたハレムで一生を過ごすこととなる・・
故郷にいれば、貧しくても普通に結婚をして慎ましく暮らしていたでしょう
皇子を生んでもオスマン帝国の習わしで皇子たちは年ごろになると競わせ1人以外は皆処刑されるという世界・・
ヒュッレムが長生きしたならバヤジドが皇帝になり、他の皇子も殺されずになんとかしたような気もしますがそればかりは分かりませんね
詳しいことは史実をもとにしたトルコドラマ オスマン帝国外伝をみれば楽しみながら歴史や文化を学べます
豪華な衣装や宝飾品、おいしそうな料理など見所が盛りだくさんですよ!
ドラマのこともまた別に書いていけたらなと思います
こちらの記事もどうぞ→ エメラルドの意味と効果 古代王族の癒しの石
Amal jewelry(アマルジュエリー)
”古代の記憶と現代を繋ぐ永遠の旅 ”
をコンセプトに神秘的な天然石と古代文明や世界の伝説をテーマにした
天然石ジュエリーショップです
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数千年もの眠りから
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太古の何千年もはるか昔より私たちの祖先たちは美しい「石」に魅了されてきました
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じゃあ、またね~☆
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