ご覧頂きありがとうございます
アマルジュエリーです
みなさまいかがお過ごしでしょうか
今回は
真珠(パール)
についてお届けしたいと思います
パールは別名「月のしずく」「人魚の涙」などとも呼ばれます
上品な美しさからフォーマルな場面など身に付けられることも多いです
中国でも真珠は人気で、どちらかというとアジア系やアフリカ系の人たちに人気がある印象です
テニス選手の大坂なおみさんも真珠のピアスとネックレスをしていました
健康的な褐色の肌と白い真珠はとても良く似合いますね
真珠の効果
- 健康・長寿
- 貞節
- 女性の美しさを引き出す
- 難産予防
などです
真珠の歴史
世界各地で古くから宝石として愛されてきました
養殖技術が発達する以前の自然界でとれる真珠は極めて珍しいものでした
また、薬として用いられ、現代でも漢方薬や健康食品の材料としても使用されています
有名な逸話では古代エジプトの女王クレオパトラは真珠を酢に溶かして飲んでいたとされています
日本は古くから真珠の産地として有名で、縄文遺跡から淡水真珠が出土しています
弥生時代、邪馬台国が魏に真珠を送ったことが魏志倭人伝に記されています
奈良時代の万葉集には真珠についての和歌が残されています
生体鉱物の真珠
真珠は他の宝石と違い、生き物(貝)が作ることからバイオミネラル(生体鉱物)とも呼ばれます
真珠の生産は日本で1950年代に発達しました
アコヤ真珠の色見は、調色といって下地の色を整えてから、表面の真珠層を作るので色落ち
することはありません
比較的安価な淡水パールや貝パールなどの色鮮やかなものはたいてい染色処理をされています
主な生産地は日本、オーストラリア、インドネシア、タヒチなどです
真珠ができるまで
真珠とは他の宝石と違い、生き物(貝)から生み出されます
軟体動物には貝殻成分を分泌する細胞が存在する外套膜というものがあります
この細胞が体を防御するために異物のまわりに層を作ります
これが真珠と言われるものです
真珠の養殖の歴史について
真珠の養殖が始まったのは13世紀頃の中国とされています
初期の頃は淡水のイガイを用いていました
イガイでできた半円形の真珠はブリスター真珠と呼ばれました
かのマルコ・ポーロの旅行記を元にした15世紀の書物にはモンゴル皇帝のフビライ・ハーンが真珠とトルコ石などの採掘を独占している様子が描かれています
大規模養殖に成功したのは、日本の御木本幸吉氏によるものです
(あの真珠ブランド、ミキモトの創設者です)
1890年代御木本氏は真珠層を小さな球形をイガイに移植しました
すると完全な美しい球形の真珠が出来ることを発見しました
真珠の養殖方法
1.真珠を育てる二枚貝を2,3年育てます
2.そして、小さな球形の核を移植します
3.移植された貝は、海や淡水の深いところにロープに吊るされたりコンテナに入れられ育てます
4.餌やプランクトンの管理をし、3か月~2年経ったら貝を引き上げ真珠を取り出します
真珠の色
- 黄色
- 白色
- クリーム色
- 緑色
- 黒色
- 緑色
- ピンク色
があります
産地別真珠のカラー
産地によって色が少しずつ異なるもの真珠の面白さの一つです
真珠の価値は色によって左右されます
日本産の真珠
- クリーム色、緑みを帯びた白色
ペルシャ湾産の真珠
- クリーム色
メキシコ産の真珠
- 黒色、赤っぽい褐色
オーストラリア産の真珠
- 緑みを帯びた白色、青みを帯びた白色
黒真珠は天然でもあまり産出されず、養殖方法も複雑なため貴重とされています
真珠のグレードは照り、巻き、傷、色、大きさで決まります
最高級の真珠は球形、滴形で美しい光沢と遊色を持ちます
海の貝が作る真珠をオリエンタル真珠と呼び、淡水の貝が作る真珠を淡水真珠と呼びます
真珠の種類
アコヤ真珠の特徴
最も代表的で一般的な真珠です
現在日本で養殖される大半はこのアコヤ真珠で、世界の流通量の9割を占めます
アコヤ真珠の真珠層はキメが細かく、透明感のある美しいテリがあります
淡水真珠の特徴
淡水の貝の中に出来る真珠のこと
母貝内に外套膜片のみを移植し、核は移植しません
昔は日本の琵琶湖で生産されていましたが、現在の大半は中国産です
ドロップ形などさまざまな形状の真珠ができ、色もオレンジなど様々です
白蝶真珠の特徴
白蝶貝から生成される真珠
主にオーストラリア、フィリピンなどで養殖されています
オーストラリア産の真珠は青みを帯びたシルバー系、フィリピン産は黄色みを帯びているゴールド系に分けられます
黒蝶真珠の特徴
黒蝶貝から生成される真珠
黒真珠(ブラックパール)としてかつては貴重でしたが養殖技術の発展によりわりと身近になりました
タヒチで主に養殖されています
代表的な黒色の他に淡いグレー系のグリーン、レッド、ブルー、ブラウンなどもあります
中でもピーコック、ピーコックグリーンと呼ばれる黒緑色のものは、最高級品とされています
天然真珠の特徴
天然の貝によって自然に生成され、偶然見つかる真珠
1万個の貝から数粒の発見率と言われています
コンク真珠の特徴
コンク貝の真珠
ピンク色の真珠で珍しい
マザーオブパールって何?
マザーオブパールとは真珠を採った後の母貝を使用した人工石です
白蝶貝が主ですが他にはアコヤ貝、黒蝶貝など様々です
装飾品だけでなく時計の文字盤、楽器の装飾、容器や漢方薬の材料にも使用されています
ミキモト真珠島
御木本幸吉氏による真珠養殖の誕生の地、三重県鳥羽市にある真珠テーマパークです
真珠の養殖の歴史などが学べ、見所が盛りだくさんです
展示のほか真珠のアクセサリーも購入できるので楽しめます
海女さんのショーなどもあり面白いですよ
三重観光のスポットとして昔から定番です
アンティークジュエリーやミキモトのオールドジュエリーなども展示されアンティーク好きにもおすすめです
公式サイトはこちら→http://www.mikimoto-pearl-museum.co.jp/
真珠王 御木本幸吉について
1858年三重県鳥羽で代々うどん屋の長男として生まれました
読み書きそろばんなどを覚え、14歳で家業の傍ら青物の行商を始めます
社交的でユニークな人柄であったようでイギリスに青果を売り込むのに大道芸を披露して買ってもらうなどの逸話が残されています
30歳ごろに真珠養殖の研究を技術者とともに始めます
養殖真珠の技術開発は困難を極め、また役人や漁場などの交渉など非常に大変なものでした
苦難の末に成功し、真珠は一部の富裕層だけでなく、「世界の女性の首を真珠でしめる」の幸吉の言葉通り世界中へ広まりました
96歳の大往生を遂げ、今もなおその功績は称えられています
真珠のよもや話・・
20世紀の歴史を変えたミキモト・パール
ここでひとつ真珠についての逸話を・・
真珠と言えば前述の通り日本の三重県が一大産地です
ここで御木本幸吉氏が真珠の大規模養殖に成功し、そこから世界の真珠市場をほぼ独占することになります
紆余曲折を乗り越え、成功し急速に世界の真珠市場を席捲していきました
ここで困ったのが、今まで天然真珠を輸出していた国々です
ペルシャ湾真珠漁業の大打撃と油田開発
主な天然真珠輸出国としては、ペルシャ湾諸国の特にクウェートでした
クウェートの真珠漁業は壊滅状態となってしまいました
別の収入源の確保に迫られたクウェートは、今まで拒否してきた外国資本による石油の採掘を許可することになりました
それにより、大規模油田がいくつも発見され世界のエネルギー供給を大きく変えることとなりました
そして大量の石油により20世紀は大発展していくこととなります
いかがでしょうか?
女性を美しく飾る真珠が世界を変えてしまうなんて、すごすぎです・・
真珠養殖が成功していなければ、現在ほどは進歩していない・・かもしれません
風が吹けば桶屋が儲かる・・ではありませんがどこに影響があるか分からないものですね~
Amal jewelry(アマルジュエリー)
”古代の記憶と現代を繋ぐ永遠の旅 ”
をコンセプトに神秘的な天然石と古代文明や世界の伝説をテーマにした
天然石ジュエリーショップです
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数千年もの眠りから
目覚めし大地に埋もれた秘密
12の色に光り輝く秘密のかけら
今甦る古代の記憶
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太古の何千年もはるか昔より私たちの祖先たちは美しい「石」に魅了されてきました
人類の文明が始まると同時に美しい「石」は常に私たちと共にありました
ある者は権力を手にすること願い、ある者は魔除けを願い、ある者は愛する人と結ばれることを願いました
古今東西、人々はさまざまな思いを込めて身に着けました
風にそよぐ新緑、全ての命を育んだ海、大地の渇きを潤す雨や木々にそっと降り積もる雪・・
そんな母なる地球が美しい「石」を生み出しました
地中深く、永遠とも思える眠りについていた石たち・・
鉱物はとても長い年月をかけて奇跡的に私たちの元に届く、地球からのギフトです
古代の人々も美しい石たちに魅了され、癒されてきたことでしょう
天然石は一つとして同じものはありません
「古代の記憶と現代を繋ぐ永久の旅」
これがAmal jewelryのコンセプトです
そんな美しい「石」たちが織りなす、あなただけの物語を感じて下さい
一期一会の出会い、あなたのインスピレーションに合う石を探し、お楽しみください
じゃあ、またね~☆
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