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傾国の美女とは?愛されすぎた楊貴妃の悲劇(1/2)世界の美女・悪女 

ご覧いただきありがとうございます

アマルジュエリーです

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今回ご紹介するのは中国、唐の時代に美しく華やかに咲き、そして散っていった古代中国を代表する傾国の美女、楊貴妃をご紹介していきたいと思います

楊貴妃、言わずと知れた世界3大美女の一人に数えられますね

世界三大美女とは、クレオパトラ・楊貴妃・小野小町と日本では言われています

外国では小野小町ではなくヘレネというギリシャ神話の女神になっているようです

ちなみに古代中国4大美女も存在します

古代中国4大美女

西施

呉王を堕落させるためにハニートラップとして送られた女性

ひそみにならう、ということわざは西施に由来したもの

王昭君

画家に賄賂を渡さなかったため醜く描かれ匈奴(モンゴル)の王に嫁がされたと言われる

送る前彼女の美しさを見て仰天した皇帝がその画家を処刑し、旅立った彼女を嘆いたとも

貂蝉

中国小説三国志演義に出てくる呂布の妾

モデルは諸説あるが架空の女性と言われている

楊貴妃

唐の玄宗皇帝最愛の寵妃

2人の愛の物語・悲劇は数多くの文学や劇の題材と後世に語り継がれています

中国も前回の古代エジプトと負けず劣らず非常に歴史の長い国ですのでいろんな王朝やら

王様やらが登場します

古代中国の美女を語るうえで欠かせないのがこの

「傾国の美女」

という言葉です

傾国の美女 「男の影に女あり、女の影に男あり」

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傾国の美女とは故事の「傾城傾国」に由来しており、君主の心を乱し、国を崩壊させた絶世の美女という意味です

そんな故事があるくらいですから中国では昔から美女が国を乱す、というようことが慣習的に言われてきました

本人の美女がどうこうというより、その親族男性が政治に介入し、国を傾かせたということのほうが多かったのではないのかな、とも思いますが・・

楊貴妃もまさにその例に漏れず、それが結局彼女の悲劇的な最期へと繋がっていきます

「男の影に女あり、女の影に男あり」

傾国の美女は正しくこの言葉が表していると言えるでしょう

中国の歴代王朝

さて、中国王朝といえばまず名前を覚えるのに苦労しませんでしたか?

歴史のテストなんかで、イン、シュウ、シン、カン・・ナントカカントカ・・

うーん、覚えられないよぉー・・

多すぎて覚えるのが大変じゃなかったですか?

殷、周、秦、漢、魏呉蜀、晋、南北朝、隋、唐、宋、元、明、清、中華人共和国、中華人民共和国・・・

特に学校の勉強ってその時代が身近に感じにくいので、余計に覚えられないんですよね

今はグローバル社会で中国の宮廷ドラマや日本の漫画なんかも多いので、楽しく学べますよね

秦の始皇帝をモデルにした漫画「キングダム」や中国ドラマ「コウラン伝」「麗姫と始皇帝」

清の時代の大ヒット宮廷ドラマ「エイラク」なんかも人気です

20年ほど前まではインターネットもまだ普及し始めでしたので、教科書とにらめっこするだけで覚えるのはちょっと難しかった思い出です・・

まず楊貴妃の生きた唐の時代とはどのような時代だったのでしょうか?

以下簡単にまとめてみました

唐とは?

唐は7世紀~8世紀ごろにかけて中国に存在した王朝です

大帝国で最盛期は中央アジアも領地としていました

当時のグローバルな国際的な大都市で首都は長安(現在は西安にあたる)

(現在の西安)

世界各地と交易がさかんで、シルクロード等さまざまな場所から様々なものや人、文化が

もたらされました

また中国史上最初で最後の女帝、武則天が誕生した時代でもあります

当時日本は奈良時代で唐との交易、外交の為派遣された遣唐使は最先端の文化や仏教を日本へ伝え、平城京など取り入れました

中国歴史上、最も華やかな時代の一つともいえるでしょう

楊貴妃 誕生から~皇帝との出会い~後宮入り

楊貴妃は唐の終わり、8世紀頃に蜀の下級役人の娘として生まれました

本名は楊玉環といい、生まれたときに部屋に芳香が立ち込めた・生まれながらにして玉環を持っていたなどの伝説が残っています

貴妃、とは位のことで皇后に次ぐ二番目の位になります

さしずめ楊という家から来たお妃さま、といったところでしょうか

親とは早くに死別し、叔父の養女となります

幼少の玉環の人相をみて、「この子は将来皇后のような高い位の貴人となる」と隠者から言われたとの言い伝えもあるようです

成長した玉環の美しさはやがて遠い都にまで届くようになります

ちなみに彼女の後世に伝えられる容姿ですが

「大変な美貌に加え、きめ細やかな白い肌を持ち、豊満で艶やかな黒髪の美女であった

頭が良く、話し上手で物腰も穏やか、そのうえ歌舞音曲に優れ、特に太鼓の名手で優れた踊り手でもあった」

とのことです

すごいですねー、まさにパーフェクト美女です 今風に言えば

めっちゃ美人のナイスバディーで頭もよくて性格もよい、その上楽器もできてダンスも踊れるよ!

というところでしょうか

玄宗自身も作曲など嗜む芸術肌の皇帝であったので、このあたりも2人は気が合ったのではないでしょうか

実際玄宗が作曲した曲に合わせて、楊貴妃が舞いを舞ったりもしたようです

16歳ごろその美貌から玄宗皇帝の第18皇子の寿王の妃として嫁ぎます

18皇子とはいっても一時期は次期皇帝候補にもなったほどの人物ですのでうまくいけば、玉環は皇后となることも可能な立場でした

しかし、寿王の母である武恵妃が死去したことにより後ろ盾を失い次期皇帝候補からは脱落してしまいます

それでも当時地方の下級役人の娘から皇太子妃になったのですから十分すぎるサクセスストーリーですが、歴史には名が残ることはなかったでしょう

この寿王の母武恵妃の死去が、玉環を新たな運命へと導きます

新たな運命へ

当時武恵妃は玄宗の最愛の妃で仲が良く、非常に愛された女性でした

彼女の死は玄宗をひどく打ちのめし、来る日も来る日も悲しみにくれていたと言います

それを見かねた腹心の家臣である高力士という宦官はどうにかして立ち直ってもらうために武恵妃の後釜の女性を見つけるために奔走していました

そして、よく似た面差しのある一人の女性を見つけ出し、そこで引き合わせるために一計を案じます

その探し出した女性こそが楊玉環です

初めての出会い

ある日、長安郊外の温泉地に出向いた玄宗はそこで息子寿王の妻である楊玉環と対面することになります

初めて会った2人はいったいどんな会話を交わしたのか想像してしまいますね

高力士の目論見通り、玄宗皇帝は玉環に一目ぼれしてしまいました

(出会いの場と言われる華清宮)

いわゆる好みのタイプなんでしょうね

当時玉環は21歳、玄宗は55歳と34歳の年の差がありました

恋に落ちた皇帝は思い悩みます

そこで燃え上がる恋の炎で胸を焦がした玄宗皇帝は息子から略奪すべく、動き出します

そうです・・、玉環は人妻です、息子の嫁、つまり・・

不倫!!

ということになってしまいます

しかもただの不倫ではなく、自分の息子の嫁です・・昼メロもびっくりの展開ですよ、これ・・

現代なら文春にパシャリ・・、とされてしまいそうな展開ですが・・

皇帝ですから、何でも望むものは手に入れられるし、文句を言う人なんてほぼいないでしょう、そんなことしたら処刑されちゃいますし・・

そんな向かうところ敵なしの皇帝ですが、世間体を気にしたのか、息子の心情を慮ったのかはわかりませんが、さすがに少し気が引けたようです

そこで息子の寿王に玉環を譲ってくれるように頼んだのか、命令したのかは不明ですが一旦女道士(尼さんのようなもの)とさせ、ワンクッション置くことで息子から略奪する形を避けることに成功しました

そしてほとぼりが冷めた頃、満を持して迎え入れ楊貴妃として後宮入りを果たします

一点の曇りもない青空のような、愛溢れる夢のような日々は永遠に続くかと思われました・・しかし徐々に、確実に暗雲は立ち込め、やがて雷鳴響く黒雲に覆いつくされ嵐となります

この時は、楊貴妃もまた玄宗も誰もそんな日が来るのことを予想もしていなかったのではないでしょうか・・

以上傾国の美女 楊貴妃 生誕~皇帝との出会い~後宮入りまでをお届けしました

次回は楊貴妃(2/2)としてお届けしたいと思います

こちらの記事もどうぞ→ 傾国の美女とは?愛されすぎた楊貴妃の悲劇(2/2)歴史を変えた世界の美女・悪女

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