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アマルジュエリーです
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今宵はラピスラズリをご紹介していきたいと思います
ラピスラズリといえば濃い青色がまず浮かびますよね
濃紺に黄金の粒は夜空に輝く星のように見えます
原産地はアフガニスタン ミャンマーロシア チリなどです
ラピスラズリの語源
石の名前の由来はラテン語のlapis(石)とペルシャ語のLazward(空もしくは天国の意)に由来し、日本では瑠璃と呼ばれ古くから顔料として使用されていました
古代においてはサファイアとラピスラズリがあまり区別されていない時代もありました
古代サファイアと呼ばれた石はおそらくラピスラズリと言われています
ラピスラズリは和名では青金石 瑠璃と言います
仏教におけるラピスラズリ
ラピスラズリ(瑠璃)は仏教の七宝のひとつといわれています
- 金
- 銀
- 瑠璃(ラピスラズリ)
- 玻璃(水晶)
- しゃこ(シャコ貝)
- さんご
- 瑪瑙
空海は瑠璃を守護石としていました
正倉院には紺玉帯と呼ばれるラピスラズリを付けた牛革を漆で塗ったベルトが収められています
石の力
- 強運を呼び込む
- 幸運の象徴
- 危険の回避
- 魔除け
ラピスラズリは幸せを招く石とされ一番最初のパワーストーンだそうです
古代世界のラピスラズリとアフガニスタン
ラピスラズリは古代よりアフガニスタンの鉱山がとても大きく有名です
アフガニスタンではすでに紀元前3000年ごろには掘り起こされていたといいます
紀元前2000年ごろインダス文明はその周辺に人々を集め採掘場を作りました
そこからエジプトやバビロニアに運ばれました
また地中海周辺国やインド方面に運ばれたのもこの地のラピスラズリと言われています
紀元前何千年の昔から古代エジプトやバビロニアでは装飾品や護符として使われていました
かの有名なツタンカーメンの棺からは数多くのラピスラズリが発掘されています
そこから発見されたスカラベの胸飾りは中心のスカラベはラピスラズリで作られ、周辺の羽のように取り巻く装飾は各地から運ばれてきたトルコ石やカーネリアンなどがふんだんに使われています
エジプトでは紀元前3000年ごろから装飾品やスカラベの彫刻などに使用され、また粉末にして化粧品としてアイシャドーや薬としても利用しました
それら古代エジプト人たちが愛したラピスラズリはほぼすべてアフガニスタンから運ばれてきたものでした
中国とギリシャでも紀元前4世紀ごろには工芸品をつくっていたようです
中国は少し色が薄いものが産出されます
日本でいうシルクロードはその地ではラピスロードと呼ばれたそうです
シルクロードから日本にも運ばれ正倉院には当時のラピスラズリの宝物が数々残されています
ラピスラズリ の構成
この美しく、ミステリアスで特徴的な青色は
- ラズライト
- アウィン
- ソーダライト
- ノーゼライト
という4つの鉱物が混ざり合ったことで作り出されます
さらに黄色の
- パイライト
白色の
- カルサイト
が斑点状に入った濃い青のものは最高品質のラピスラズリとされています
逆に品質が低いものは白色のカルサイトが多く混ざり色が薄いものとされています
このあたりは個人の好みですので、お好きなものを選ばれるのがよいと思います
また質の良いものは磨くととても美しく艶が出ます
よく似た石でソーダライトという石がありラピスラズリを構成する鉱物の1種ではありますが、別物です
安価なことから代用品として出回ったこともあるようです
有名なラピスラズリ
ツタンカーメンの黄金のマスク
紀元前1350年ごろ古代エジプトのツタンカーメン王のマスク
金とラピスラズリのコントラストが美しい
ウルのスタンダード
ウルとは紀元前2600年ごろ現在のイラク南部にあったシュメール人の古代都市です
そのウルの王家の墓から1920年代に発掘された謎の工芸品の箱です
ラピスラズリと貝、赤色石灰岩などで作られています
表裏2面で構成され「戦争」と「平和」をテーマにしているとされています
戦争の面は戦車など戦いの場面、平和の面はごちそうなど宴会の様子を見ることができます
はっきりとした用途は不明だそう
フェルメール・ブルー
真珠の耳飾りの少女でおなじみのフェルメール
17世紀オランダで活躍した画家で彼の絵画の特徴的なウルトラマリンブルーはフェルメール・ブルーとよばれ、ラピスラズリを粉末にしたものを使用しています
当時ラピスラズリは大変高価で金と同じくらい貴重なものでした
Amal jewelry(アマルジュエリー)
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天然石ジュエリーショップです
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