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アマルジュエリーです
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
前回お届けした楊貴妃(1/2)に続いて今宵は(2/2)をお届けしたいと思います
前回はこちらの記事もどうぞ→ 傾国の美女とは?愛されすぎた楊貴妃の悲劇(1/2)世界の美女・悪女
前回は楊貴妃の誕生~皇帝との出会い~後宮入り編をお届けしました
今回は後宮入り~全盛~終焉をお届けしていきたいと思います
前回の楊貴妃ですがまさにシンデレラストーリーを地でいくような女子ですね
当時の社会では男子は家の大切な跡取りでしたので、女子より男子が喜ばれました
しかし、この楊貴妃の時代”男児を生んだからと喜んではいけない、女児を生んでも嘆いてはいけない”というような歌が流行したそうです
これは、楊貴妃のいとこの楊国忠をはじめとする楊貴妃の親族が皇帝に取り入り絶大な権力を振るうことを揶揄したことと言われています
それほどまでに市井の民にも楊貴妃の寵愛、偏愛ぶりは知れ渡っていたということですね
正に恋は盲目・・
玄宗皇帝の愛は日々深まりとどまるところを知りません
賄賂を渡して取り入るならば、まず賄賂がわりに楊貴妃を喜ばせよ、という言葉もありました
楊貴妃を喜ばせれば、皇帝も喜ばせることとなり取り入ることができるということですね
まさにこの世の春、楊貴妃の親族たちは宮廷を牛耳るようになり、やがてそれが他官僚、民衆の不満を生み、唐の滅亡へとつながっていくことになります
ここで、少し疑問に思いますよね
玄宗皇帝ってどんだけダメダメ皇帝だったの??
社長が若いオネーチャンに入れあげて仕事をさぼりがちになり、彼女の親兄弟をコネ入社させ好き勝手にされてその挙句最後会社はメチャメチャに・・そして倒産・夜逃げ
みたいな展開ですよね
この一連を見る限り、愚帝のように思いますが実は玄宗は唐王朝の中でも当初は賢帝といわれた皇帝なんですね
玄宗皇帝についてここで少し紹介したいと思います
玄宗皇帝
唐の第六代皇帝
祖母は中国史上唯一の女帝と言われる武則天
玄宗の生まれた当時はいわゆる女人天下といわれる武則天を中心とした人々が骨肉の争いを繰り広げる波乱の時代でした
青年の玄宗は政権を奪還するべく戦い、成功します
即位後は前半は開元の治と呼ばれる中国史上最も安定し、繁栄した世を築きます
文武両断で武術に優れ、また楽器や作曲も好む音楽家でもありました
人情厚く、勇敢であったようです
伝えられる逸話としては・・
- 干ばつの際、不眠不休で民の為に雨乞いをする祈りを捧げた
- 府兵制(農民から強制的に徴兵する)の廃止
- 募兵制の採用(志望者を募り、給金を支給する)
- 節度使を配置する
などがあります
後半期は楊貴妃を偏愛し、政治に関心が薄れ唐を滅亡へ導いたとされています
前半は大変素晴らしい王様といえますね
なんというか、燃え尽き症候群のような感じでしょうか
後半は反動で燃え尽き、最愛の妻を亡くし、なにか心にぽっかり穴があいてしまったというような・・
政務に情熱を傾けた、若き皇帝の働きにより唐は盛り返し、大帝国になりました
しかし、皇帝が50歳を過ぎるころ歯車が少しずつ狂いだします
楊貴妃 後宮入り~終焉
後宮入りした楊貴妃は玄宗皇帝の寵愛をほしいままにします
その寵愛の仕方は企画外の驚くものばかりでした
楊貴妃の服を仕立てるために700人もの職人を宮廷に召し抱えたり、彼女の大好物のライチを広東から長安に運ばせるために早馬を走らせたりなど数多くのエピソードが残されています
また時々皇帝の嫉妬による痴話げんかが何度かあったようで、怒った皇帝に宮廷を追い出された楊貴妃ですが、機嫌が悪くなった玄宗を見た家臣は2人をとりなしすぐに迎えに行き、さらに2人の愛は深まったという話も残されています
皇帝は馬に乗り遊行する際も彼女を伴い、どこにでも連れていきました
また優れた踊り手で歌い手である楊貴妃と作曲もこなす玄宗皇帝は、その面でも非常に馬が合いました
そして楊貴妃の姉3人も後宮入りし、楊一族は大出世を果たしました
いとこの楊国忠は最終的に宰相にまで登りつめることとなります
崩壊への足音
そんな中で楊一族の大出世の話が知れ渡ると、次第に楊貴妃に取り入って立世をはかろうとするものも現れるようになりました
その一人が安禄山と言われる男でした
安禄山は西域の出身のイラン系とトルコ系の混血の節度使でした
安禄山は楊貴妃の養子になりたいと請い、楊貴妃と玄宗を大変喜ばせました
宮廷入りするときにおしめを付け湯舟で洗ってもらったなどの逸話も残っています・・変態かっていう感じですよね
安禄山は瞬く間に玄宗と楊貴妃に気に入られ、出世することとなります
自由に宮廷を出入りしながら、地盤を固めひそかに兵力を蓄えいきます
その頃楊貴妃のいとこの楊国忠は前宰相の死去に伴いついに宰相の座に就き、実質のトップとして権力を握ります
楊一族の専横、横暴はますます酷くなっていきました
このまま専横が続くかと思われましたが、楊国忠の外征失敗をきっかけに風向きが変わります
この失敗により多数の死者やけが人を出し安禄山と対立するようになります
どんどん楊一族と安禄山の対立は深まり、玄宗と楊貴妃の権力の要である寵愛の奪いあうようになります
そんな両者の緊張感がついに最高潮に達したとき、楊国忠が玄宗皇帝に讒言したことがきっかけで自分の立場に危機感を抱いた安禄山は反旗を翻します
755年本拠地范陽に引き揚げていた安禄山は10万ともいわれる反乱軍を統率し、長安へと攻め込もうという勢いで蜂起します
そして国号を改め自ら皇帝を名乗りました
楊貴妃の最期
玄宗と楊貴妃は楊国忠に連れられ、逃げるしかありませんでした
安禄山は先回りして、あらゆる手を打っていたのでその道のりは非常に困難を極めたと言います
食べるものさえ手に入れるのが困難な中、帯同する兵士たちにやがて不満が出始め、「悪の元凶の楊国忠、楊貴妃を殺せ」という声が出始めます
そんな声は日増しに大きくなり、もはや止めることができず、ついに楊国忠は殺されてしまいます
そんな状況を前に玄宗は楊貴妃をかばいきれず、泣く泣く家臣に楊貴妃を殺すことを許しました
楊貴妃はその命に背くこともなく、淡々と受け入れ最後に仏様を拝ませてほしいと願い出い出、そののち彼女は首を絞められ殺されました
手を下したのは皮肉にも楊貴妃を玄宗へ紹介した宦官の高力士でした
彼女の死を聞いた安禄山は涙したと伝えられています
戦乱が収まったあと、玄宗は余生を長安ですごし、楊貴妃を描いた絵を眺めては、彼女を忍んだといわれています
のちの詩人の白易居の詠んだ「長恨歌」を始め数々の文学作品により、2人の物語は後世に伝えられ現代の私たちにも歴史のロマンを感じさせてくれています
以上2回に渡ってお届けしてきましたが、長々とお読みいただきありがとうございました!
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