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アマルジュエリーです
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて今回のシルバーウィークですが、あまり遠出もできませんので自宅でくうたらと過ごすことにしました
アマゾンプライムで映画でも見るかということで、スマホを取り出します・・
たくさんあって悩みます・・むむ
ぱっと目についたのが
キングダム
綾野剛や吉沢亮が主演の中国秦の始皇帝の話です
大人気の漫画で、かなりの長編です
ちょうど今BSでも始皇帝をモチーフにした、麗姫と始皇帝も毎日リアルタイムで夜に放送されていますので、なんとなくこちらをチョイス・・
秦の始皇帝は古代中国でも人気がある時代です
いうことで今回は古代中国王朝を始め、東アジアの宝石としてとてもなじみ深い
ひすい(ジェイド)
をお届けしたいと思います
ひすいってどんなイメージでしょうか?
- ひすい?なんかお年寄りっぽいよな
- なんかおばあちゃんとかが好きそう・・
- なんとなく昔っぽい・・
- 勾玉的な?
まとめるとなんか地味・・的な
・・ちょっと待ってください!
ひすいってとっても歴史が古くて、東アジア人の私たちの祖先はそれはそれは愛した石なんですよ!
古臭いのは石ではなく、
デザインですよ・・
普通宝石といえば、ルビーやエメラルド、サファイア、ダイアモンドなど、きらきら輝くというイメージが浮かぶと思います
逆にひすいをはじめラピスラズリやトルコ石などは反対に不透明でキラキラと派手さは少ないですが柔らかい奥深いコクのある色をしています
ひすいはやさしい色なので、大きめでも肌馴染みがよく上品にみえます
ひすい(ジェイド)とは
ひすいとはジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)の2種類があります
ジェダイト(硬玉)のほうが硬いので宝石としての価値は上になります
どちらもとても良く似ており、19世紀以前は同じ石と言われてきました
特に中国や日本を始め東アジアの王たちは大変古くから玉、と呼び大切にしてきました
また南米のアステカ文明でもとても人気があった石です
中国では玉に五徳あり、という言葉が残されています
意味は、仁義礼智信の五徳を備えた石という意味です
徳を与え敬意をもたらし支配力を与えるといわれてきました
昔から世界中の人たちよりお守りとされ、魔法の石、奇跡の石、として大切にされてきました
現在の産出地はミャンマー、ロシア、アメリカ、日本などです
日本で採れる数少ない宝石の一つで新潟県の糸魚川ひすいは有名です
勾玉として身に着けられました
- 石の効果は
- 五徳をもたらす
- 健康を守る
- 成功と繁栄をもたらす
- 災いから身を守る
などです
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ひすい(ジェイド)2つの石の違いについて
ジェダイト(硬玉)とは?
ジェダイトは微細な短柱状の結晶が重なり合い、粒上組織を示します
色の幅は広くラベンダー色、白色、緑などさまざまな色があります
代表的なものとしては純粋なものは白、鉄を含むと緑、マンガンと鉄を含むとラベンダー、
クロムを含むとエメラルドグリーンになります
ほかにも含む鉱物によっていろいろな色になります
エメラルドグリーンの色のものはインペリアルジェイドと呼ばれ、最も上質のものとされています(中国ではロウカンとよばれ西太后が愛好した)
南米の古代文明でもとても珍重されていました
3000年前オルメカ人はグアテマラなどで産出するジェダイトに彫刻をしたりしました
ひすいは金より価値があるとされ宗教儀式に使用する道具や像などに使われました
こちらの記事もどうぞ→ 金の歴史と探検者たち 幻の黄金都市エル・ドラドとアメリカゴールドラッシュ
ネフライト(軟玉)とは?
ネフライトはトレモライト(透閃石)とアクチノライト(緑閃石)の緻密な集合を指します
ネフライトは含まれる元素によって色が変わります
鉄が多いと暗い緑、マグネシウムを含むとクリーム色になります
純粋なトレモライトの白色のものはマトンファットジェイド(羊脂玉)と呼ばれ最高級品とされています
繊維状の結晶が密なため硬いので、強靭であることからマオリ族は斧としても利用しました
中国でネフライトしか産出されないので、古代中国でのひすいはネフライトのことを指します
ミャンマーからジェダイトが1800年ごろ供給されるようになり以降の中国の翡翠彫刻はジェダイトが使われることになりました
簡潔にまとめると・・
- ひすいと呼ばれる石は2種あり、とても似ている
- 似ているが成分的に違う鉱物
- 昔は区別はなく、同じものとされていた
- 古代中国のひすいはネフライトのこと
- 古代南米のひすいはジェダイトのこと
といったところでしょうか
ややこしや・・
中国とひすいのよもや話
中国では新石器時代(紀元前6000年ごろ)から加工されてきました
時代と共に技術が向上し、美しく彫刻などを施すことが可能となりました
中国においては、ヨーロッパの金や銀の価値に相当するほど珍重されてきました
ひすいには遺体の腐敗を遅らせるなど神秘のパワーが宿ると信じられており、葬服などが発見されています
長江で産出されたネフライトが一番最初に加工をされたひすいといわれています
すでに紀元前4000年ごろには広く加工され始め、紀元前2000年ごろには複雑な装身具なども製作されるようになっていました
翡翠彫刻は初期のものは、儀式に用いるため製作されました
1800年ごろミャンマーからジェダイトが供給されるようになり、現代までその流れで製作されています
有名なひすい
葬服
前漢時代のもので、ネフライトの薄いプレートを金糸でつなぎ合わされています
オルメガ文明の斧頭
古代の南米にて神にささげるためにジェダイトで作られたものです
紀元前1200年前後につくられたといわれています
Amal jewelry(アマルジュエリー)
”古代の記憶と現代を繋ぐ永遠の旅 ”
をコンセプトに神秘的な天然石と古代文明や世界の伝説をテーマにした
天然石ジュエリーショップです
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数千年もの眠りから
目覚めし大地に埋もれた秘密
12の色に光り輝く秘密のかけら
今甦る古代の記憶
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太古の何千年もはるか昔より私たちの祖先たちは美しい「石」に魅了されてきました
人類の文明が始まると同時に美しい「石」は常に私たちと共にありました
ある者は権力を手にすること願い、ある者は魔除けを願い、ある者は愛する人と結ばれることを願いました
古今東西、人々はさまざまな思いを込めて身に着けました
風にそよぐ新緑、全ての命を育んだ海、大地の渇きを潤す雨や木々にそっと降り積もる雪・・
そんな母なる地球が美しい「石」を生み出しました
地中深く、永遠とも思える眠りについていた石たち・・
鉱物はとても長い年月をかけて奇跡的に私たちの元に届く、地球からのギフトです
古代の人々も美しい石たちに魅了され、癒されてきたことでしょう
天然石は一つとして同じものはありません
「古代の記憶と現代を繋ぐ永久の旅」
これがAmal jewelryのコンセプトです
そんな美しい「石」たちが織りなす、あなただけの物語を感じて下さい
一期一会の出会い、あなたのインスピレーションに合う石を探し、お楽しみください
じゃあ、またね~☆
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