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アマルジュエリーです
みなさまいかがお過ごしでしょうか
今回は
琥珀(こはく)
についてお届けしたいと思います
こはくといえば、はちみつみたいな黄色が特徴的ですね
虫が入っているものもあったりと、面白い宝石です
琥珀の効果
- 安定した金運
- 健康運
- 長寿、繁栄
などです
青色のものは、男性の精力アップの効果があるとされています
こはくを誰かにプレゼントすることは幸運を祈るという意味になります
琥珀の歴史
こはくは絶滅した約3000万年以上前の針葉樹の天然樹脂が化石となったものを呼びます
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英名はAmber(アンバー)です
古代よりこはくは宝石として用いられてきました
紀元前3000年に製作されたこはくの装飾品も発見されています
青銅器時代、こはくを削ってつくられた器もイギリスから見つかっています
ヨーロッパではかつて、太陽のかけらや人魚の涙が石となり、海岸に打ち上げられたと思われていました
こはくと金は太陽の化身とされ、特別なものとされていました
しかし、古代ローマではすでにこはくは化石化した樹脂という認識がされていたというので驚きです
バルト海の沿岸では古代から現代まで多くのこはくが産出されています
Amber(アンバー)名の由来
アンバーの名はアラビア語のanbae(竜涎香)に由来します
竜涎香とは海に生息するマッコウクジラが吐き出す、とても貴重な香料の一種です
その竜涎香の香りとこはくを燃やした匂いが似ていることから付けられました
また和名の「琥珀」ですが中国伝説の霊獣白虎を象徴するものとされています
琥珀について
主な産出地はバルト海沿岸地域とドミニカ共和国になります
ポーランドとロシアは最大の産出国で8割ほどを占めています
中でもポーランドのグダニスク市ではほとんどの琥珀製品が作られ、有名です
![](https://amalj3.com/wp-content/uploads/2021/11/tug-g46b1494f0_1920-1024x683.jpg)
日本でも産出され、久慈地方で産出地です
色は黄色、黄褐色、金色を始め赤、青色、黒などあります
透明なもの半透明なものなどいろいろです
動植物を内包しているものも存在します
こはくは大きく分けると2種類に分けられます
シーアンバー(海琥珀)
海流により岸に打ち上げられたもの
バルト海沿岸で採れるバルチックアンバーはこちらです
ピットアンバー(山琥珀)
地上の鉱山で産出されたもの
ドミニカで産出されるブルーアンバーはこちらです
紫外線にあてるとマリンブルーに輝きとても貴重です
虫入り琥珀について
![](https://amalj3.com/wp-content/uploads/2021/11/image-20.png)
数千年前、針葉樹の樹脂に取り込まれてしまいました
- ハエ、アリ、クモ、トカゲなどの小さな生き物
- 動物の毛や羽
- 植物の葉
- 古代の水や気泡
この中で特に虫を内包したものを「虫入り琥珀」と呼びます
![](https://amalj3.com/wp-content/uploads/2021/11/forest-path-gb4b3d3635_1920-1024x575.jpg)
通常の化石と比べ、はるかに保存状態が良く美しいので資料としてとても有効とされています
琥珀のニセモノ?
虫入り琥珀は、ニセモノや紛らわしいものがあるので注意が必要です
こすると静電気が発生することから、プラスチックと見分けることが出来ます
- 年代の浅いコーパル※をこはくの名称で売っているもの
- コーパルを溶かし、現代の虫の死骸を人為的に封入したもの
- プラスチックなどで作ったもの
コーパルについて
コーパルとはメキシコの言葉に由来し、樹脂を意味します
![](https://amalj3.com/wp-content/uploads/2021/11/image-21.png)
こはくとよく似ており、紛らわしいので注意が必要です
ニスなど塗料の材料として使われています
コーパルは要約すると、こはくほど年月が経っていない年代の浅いこはく、といった感じです
- 年代の古い樹脂の化石→こはく
- 年代の浅い樹脂の化石→コーパル
といったところでしょうか
コーパルは宝石質で硬く安定していますが、コーパルはこはくに比べやわらかく新しいことから不安定
そのため、こはくに比べるとひび割れたりする可能性があるとのことです
劣化しやすく、皮脂の油分で艶がなくなりネバついてくるので見分けのひとつになります
とはいえコーパルも一千万年以上は経過しているので、完全なニセモノというと心情的にはうーん・・といった感じはしますね・・
まぎわらしいね・・(‘Д’)
琥珀のよもや話・・
今回はこはくということで、博物館と数千万年前の恐竜時代にまつわるものを紹介してみたいと思います
琥珀の間
![](https://amalj3.com/wp-content/uploads/2021/11/image-22.png)
エカチェリーナ宮殿にある部屋の一室で琥珀で埋め尽くされ装飾されています
ロシアの女帝エカテリーナ2世はこの部屋をとても好み、他の者を入室させなかったそうです
ナチスドイツにより、こはくは奪われその後消失しましたが2003年に復元されました
奪われた琥珀の行方は今も不明だそうです
久慈琥珀博物館
岩手県久慈市にある琥珀を展示したミュージアムです
久慈地方は国内最大の琥珀産地です
こはくの展示以外にも琥珀製品ショップやレストランなど緑豊かな森林に囲まれた園内で楽しく過ごすことが出来ます
琥珀の発掘体験もでき、またアクセサリー作り体験などもしています
映画ジュラシック・パークと琥珀
スティーヴン・スピルバーク監督の1990年代製作のSF映画です
数千万年前の恐竜の血を吸った後、琥珀化された蚊からDNAを採取し、それを元に恐竜のクローンを作ることに成功する、というのが出てきます
![](https://amalj3.com/wp-content/uploads/2021/11/tyrannosaurus-g5032f93f1_1920-1024x683.jpg)
あらすじ・・
“ある日、考古学者であるグラント博士のもとに大金持ちのハロルドが訪ねて来ます
あるテーマパークを無人島に建設したということでした
そのテーマパークのオープン前に見学してほしいという内容です
到着し、目撃したのはなんと巨大な恐竜が歩いている姿でした
ハロルドはクローン技術で絶滅した恐竜を再生させたのです
グラント博士は驚き感動するとともに、神の領域に踏み入ったこと、恐竜の管理に対する懸念などハロルドを非難します
不安要素が残る中、とりあえず見学ツアーが始まります
順調に行くかと思われたツアーですが、地獄の体験の幕開けとなってしまいます・・“
暴走し、野に放たれた恐竜たちがこれでもかと恐怖を感じさせてくれます
当時小学生くらいだった私は、CGの技術とストーリーに感動したのを覚えています
人間の底なしの欲望を恐竜の暴走と絡め、大ヒット映画となりました
実際には琥珀の蚊からの復元は不可能とのことですが、とてもリアリティーの感じられる話ではないでしょうか
Amal jewelry(アマルジュエリー)
![](https://amalj3.com/wp-content/uploads/2022/02/アイコン.jpg)
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天然石ジュエリーショップです
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