ご覧頂きありがとうございます
アマルジュエリーです
みなさまいかがお過ごしでしょうか
今回は前回に引き続きハロウィン特集として
ヴァンパイア(吸血鬼)の起源
をお届けしていきたいと思います
ハロウィンといえば、仮装ですよね
魔女やゾンビ、ヴァンパイア、狼男などさまざまなお化けたちに扮して楽しいですよね
もともと仮面をかぶったり仮装するのは、悪霊避けから来ていると言われています
悪霊を驚かせるためや仲間と認識させて悪いことをされないようになど諸説あります
今回はその中で
ヴァンパイア(吸血鬼)
を取り上げていきたいと思います
ヴァンパイアってどんなイメージをお持ちですか?
- 青白く美形
- 夜に活動する
- 不老不死
- ニンニクや十字架が嫌い
- 血を吸われると自分も吸血鬼となる
・・などでしょうか
小説、映画やドラマの題材としてもとても人気がありますよね
その理由の一つはやはり
イケメン(美女)
ということではないでしょうか・・(笑)
実はそのイメージは19世紀ごろに定着したものです
意外と最近のことなんですね
では吸血鬼の起源を見ていきましょう
ヴァンパイア(吸血鬼)の起源
吸血鬼の起源は古く、古代より夜と死の恐怖の化身として古今東西の伝説として残されています
当時は今のように夜は明るくなく、夜の暗闇は恐怖の対象で人々の想像を掻き立てました
元々は生きている人を餌にする精霊的な存在とされています
伝説の吸血鬼の特徴は様々です
生命力や、血を吸ったりというのが共通する特徴です
東欧とロシアの吸血鬼伝説では吸血鬼は狼に変身するなど、人狼伝説とも密接につながっています
現代の吸血鬼のルーツはヨーロッパの伝説に由来していると言えます
マレーシアの森に出るペナンガルという妖怪は(出産で死んだ女性の恨みから生まれた妖怪)男性の血と生命力を吸うとされています
吸血鬼は死体でありながら生きているとされていました
埋葬方法が悪いと吸血鬼になると信じられていたため、怪しい遺体は墓を掘り起こし処置を行うことが必要だとされていました
- 心臓に杭を打ち墓に死体を固定し、外へ出て来られないようにする
- ニンニクなどには魔力があるとされ動けないようにするために使用した
- 死体を焼き尽くすことなども効果があるとされてた
背景には14世紀ヨーロッパで大流行したペストの影響もあると考えられています
生死を確認しないまま埋葬し、生きていた人が墓から出てきた・・ということもあったと思われます
1591年の吸血鬼事件
1591年シレジアというところで出没したヴァインリヒウスという名の男がいました
死んで墓に埋められましたが、吸血鬼となり夜な夜な彷徨い人々を襲ったりいたずらをするようになりました
死体は掘り起こされ、埋めなおされましたがその後も報告はあとを絶ちませんでした
ついに、死体は焼かれようやく吸血鬼騒動は収まったそうです
19世紀のヴァンパイア(吸血鬼)ブーム
上記の通り、もともと吸血鬼はどちらかというとインクブス、スクブス(夢魔)やギリシャ神話のラミアなどに代表される悪霊の類でした
19世紀になると、現代に通ずる特徴を備えた吸血鬼が登場するようになります
代表的な作品は
- 吸血鬼・・吸血鬼ルースヴェン卿が登場
- カーミラ・・カーミラという名の女性吸血鬼が登場
- 吸血鬼ヴァーニー・・吸血鬼フランシス・ヴァーニー卿が登場
- ドラキュラ・・吸血鬼ドラキュラ伯爵が登場
「吸血鬼ヴァーニー」
19世紀になると、ゴシック・ホラー、ゴシック・ロマンスと言われるジャンルが流行しました
その中の一つの読み物「吸血鬼ヴァーニー」のヒットは初期の吸血鬼像を形つくるものとなりました
1845-1847年に発表され200話以上1000ページを超す長大作でした
それらの挿絵には・・、
- 村人が吸血鬼ヴァーニーの墓を暴く箇所
- 黒いコートはなびかせるヴァーニー
- 心臓を突かれ滅びるヴァーニー
などの挿絵が描かれ、読者の感性に強く印象づけたと言われています
そしてその数十年、ついに決定づける小説が発表されます
「ドラキュラ」の大ヒット
アイルランド人の作家ブラム・ストーカーによる1897年発表の小説ドラキュラは吸血鬼のイメージを確定させました
このドラキュラは15世紀に実在した串刺し公として有名なワラキアの将軍ヴラド・ツェペシュをモデルにスラヴの伝説をミックスしたフィクション小説です
舞台である東欧ルーマニアのスラヴの神話や自然は吸血鬼のイメージにぴったりでした
ドラキュラは空前の大ヒットとなり、後に映画や舞台など多岐に渡り製作されました
モデルのヴラド・ツェペシュについて
15世紀のルーマニアのトランシルヴァニア地方に実在したワラキア公国の君主です
別名ドラクラ(悪魔の息子)、串刺し公の異名を持つ残忍なことで有名です
当時バルカン半島はオスマン帝国の脅威にさらされていました
そのオスマン帝国を相手に戦い、勇敢で戦略に長けている軍人であったと伝えられています
ドラクラ、串刺し公の名の由来
1462年のトゥルゴヴィシュテの戦いにて数万人のオスマン帝国軍らを串刺しにして殺害したことからきています
大量の兵士の串刺しを見て戦意を失ったオスマン帝国は撤退を余儀なくしました
そのほか身内の裏切った貴族等も容赦なく同様に殺害し、人々から恐れられました
ひいい、こわすぎです・・串刺しは焼き鳥だけでけっこう!(‘Д’)
ドラキュラ登場以降の吸血鬼は背が高く、ハンサムで気品があり非常に魅力的な存在として描かれるようになります
現代のヴァンパイア作品
数えきれない数の作品がありますが、少しだけピックアップしてみたいと思います
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
トム・クルーズ、ブラット・ピット当時2大スターが共演の1994年製作のゴシック・ホラー映画です
アン・ライスの小説「夜明けのバンパイア」を題材にしています
作者は当初イメージにそぐわないとトムクルーズの強く起用に反対していましたが、完成した映画を見て、その役作りに感動・謝罪したという逸話が残されています
金髪で貴族姿のトムクルーズが今までのイメージを覆す異色の作品です
あらすじ・・
サンフランシスコのビルの一室にてライターの青年はインタビューを始めます
自分は吸血鬼と名乗る、ルイという黒髪の男は驚くべき半生を語り始めます
18世紀アメリカニューオリンズのフランス移民で農場主のルイは、妻と子供を亡くし失意のどん底にいました
そんなルイにある絶世の美貌の金髪紳士が興味を持ちます
彼の名はレスタト(トム・クルーズ)といい、その正体はヴァンパイアでした
レスタトは繊細で、傷つきやすいルイに魅力を感じ、ヴァンパイアの仲間に引き入れます
しかしルイは人の命を奪い、血を得ることに良心の呵責に苦しみます
そんなある日、レスタトは幼女クローディアをルイを繋ぎとめるためにヴァンパイアにしてしまいます
永遠に可愛らしく、無邪気なクローディアに生きる希望を見つけます
時が過ぎ、心は大人の女性となっても体はいつまでも子供のままのクローディアはその元凶のレスタトを次第に憎むようになり・・
18世紀の貴族ファッションに身を包んだトム・クルーズとブラット・ピットがとにかく圧巻で美しいの一言です
当時、テレビ放送の映画で見たのですが、この二人のなんともいえない関係が印象的なのを子供心に覚えています
2人の関係は同性愛関係を彷彿させるとこから来ていたのだなーと今なら納得です
ついでに・・
19世紀ゴシック・ロマンスについて
ゴシックロマンスとはゴシック小説ともいい18世紀のイギリスで起こった文学のジャンルです
主なプロットは、陰鬱な古い城や館を舞台に、美女をはじめとする登場人物がその館の怪しげな事件や古い因習、秘密に巻き込まれていく・・といった筋書きが多いです
ゴシック・ホラーとも呼称されます
ドラキュラやフランケンシュタイン、ジキル博士とハイド氏などの世界観も怪奇小説、幻想小説としてこのジャンルに入るのではないでしょうか
19世紀に書かれたものでは他には
- ホレスウオルポールの「オトラント城奇譚」
- エミリーブロンデの「嵐が丘」
- エドガー・アラン・ポーの「アッシャー家の崩壊」
などが挙げられます
退廃的で耽美、陰鬱とした幻想世界をモチーフにした世界観は熱狂的なファンに今もなお愛されています
現代のゴシック・ロマンス小説
では、ここで私が読んで個人的にオススメするものを少し・・
V.C.アンドリュース作
「オードリナ」
古い大きな館に暮らす美少女オードリナの周りは奇妙で不思議なことだらけ
家族はみんな秘密めいて、なにかを隠しているようでした
オードリナには同じ名前の死んでしまった姉がいました
彼女は美しく賢くすばらしい少女で完璧で、館には彼女の影があちこちに感じられます
成長していくにつれ、小さな疑問はやがて大きくなっていき衝撃の真実を知ることとなり・・
「屋根裏部屋の花たち」
両親と兄と双子の姉弟の6人で幸せに暮らしていたキャシーはある日父親を交通事故で亡くしてしまいます
母の実家に身を寄せることになりますが、そこは別世界のとてつもない豪邸でした
駆け落ちした両親を許せない祖父母に子供がいることを秘密にするため、秘密の存在として屋根裏部屋にある部屋へ隠します
外に出られる日を待ちわび、兄妹は成長していきますが・・
母の裏切り、両親の秘密、呪われた血筋と衝撃の事実、幾多の困難と悲しみがキャシーを襲います
V.C.アンドリュースはゴシック・ホラーの女王とも呼ばれ、当時本国アメリカではとても人気のある作家だったそうです
文章が詩的で美しく、ゴシック・ロマンスの世界あふれる作品となっています
屋根裏部屋シリーズは全部で何作品かあり、当時全米女性の涙を絞ったというほどヒットしたそう
現在は絶版になっているかもしれませんので、古本か図書館で見てみてください
Amal jewelry(アマルジュエリー)
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